試験内容の違い

簿記の2級と3級の違いを、試験内容の違いから、もう少し詳しく説明します。
やはりネックになるのが、工業簿記です。
商業簿記は、英語の学習で言えば、This flower is beautiful.が3級。
This flower is very beautiful.が2級くらいの違いです。

【工業簿記とは】

簿記の基本は商業簿記とされていて、工業簿記はその応用編です。
あまり詳しくありませんが、農業簿記とか林業簿記というのも
世の中には存在するそうです。

工業簿記は、生産に関わります。
ですから、材料の仕入れ、製造コスト、作業員の賃金、販売などを管理するものです。
商業簿記は主に商品の流れを記録するものなので、
わりと理解しやすい部分がありますが、工業簿記はそうはいきません。
工場?原価?ランニングコスト?という感じです。

【工業簿記の難易度】

工業簿記が簿記初学者にとってのハードルにはなりますが、
実は理解してしまえば得点を稼ぐことができる科目でもあります。
“理解しにくい”のと“難しい”というのは、似ているようで少し違うのです。
それに、2級の商業簿記は実践編ですが、工業簿記は基礎編です。
実際の学習時間も、商業簿記と工業簿記半々といったところではないかと思います。

【試験時間について】

簿記3級と簿記2級の試験時間は、ともに120分です。
簿記2級は、工業簿記が加わりますが、その分試験時間が長くなるわけではありません。4級は90分、1級は90分が2科目で計180分の試験です。
ちなみに、3級と2級は同日に受験できます(3級午前、2級午後)。

【簿記4級と簿記1級】

日商簿記といえば、一般には3級か2級が受験されることが多いのですが、
4級から1級まであります。
4級の試験科目は3級と同じ商業簿記のみで、基礎の基礎というレベルです。

1級は、「商業簿記・会計学」と「工業簿記・原価計算」の2科目で、
かなりのハイレベルとなります。
経理のプロとしては2級でも十分ですが、さらに上を目指す人が狙う資格です。
たとえば、公認会計士や税理士といった国家資格を目指している人が、
登竜門として受験します。
わたしも持っていないのでよくわかりませんが、
聞いた話では、処理の難易度があがる上に、正確さと早さが求められる試験だそうです。